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LAW & ORDERLAW & ORDER

LAW & ORDER | 原題 - LAW & ORDER
Data ID
d10073
Last Update
2023/03/22 18:22:14
概要
~刑事法体系には等しく重要な二つの独立した組織がある。犯罪を捜査する警察、そして容疑者を起訴する検察。これは彼らの物語だ~。 番組の前半では警察(LAW)による捜査から犯人逮捕までが描かれ、後半では検察(ORDER)による容疑者の起訴から裁判を経て陪審員の評決が出るまでが描かれる。
主観的評価
7点
主観的レビュー
すでに過去の作品だが、一分の隙もないほど綿密かつ丁寧な作りなので面白い。 地味と言えばあまりにも地味なので好き嫌いは別れるだろうが、前半で事件発生から容疑者確保、後半で裁判なのでテンポは早い。 ちょっとくらい見逃してやってくれと言いたくなるほど証拠とか取り調べ、捜査方法に厳格なので窮屈な感じがしないでもない。 これだけ正統派なドラマを見たあとで他の犯罪ドラマを見ると証拠の取り扱いなどが雑すぎて公判を維持できるのかハラハラしてしまう。

2014年5月26日、シーズン12まで終了。 相変わらずの正統派で、これだけ長いシリーズになったのに一切ブレていないのが凄い。 シーズン 8~9あたりでは各個人のプライベートな部分が見え隠れしたが、今シーズンではすっかり鳴りを潜めて物語の100%が事件関連。 その姿勢は脱帽もの。

2014年8月23日、シーズン13を見終えた。 なぜ地方検事が交代になったのかに関して何も触れず、淡々と始まり最終回だからといって何がある訳でもなく淡々と終わるあたりは相変わらず。 キャラ設定にも世界観にも一切のブレはなく、見事な安定感。 カウントはしていないが、今シーズンは弁護側より検察側の勝率が圧倒的に高かったように思う。

2014年11月、シーズン14を見終えた。 ここまでブレがないとマンネリ化しそうなものだが、よくこれだけ様々な案件があるものだと感心してしまうほど多様な事件が発生するので飽きずに見られる。 ブリスコーが静かに現場を去るのと同時に我が家の字幕版も終わりを告げた。 次シーズンからは吹き替えを録画してあるので文字を目で追う必要はないが、この圧倒的な臨場感が表現できているのかという一抹の不安が胸をよぎる。 もし違和感あり過ぎな場合は字幕版での再録画を検討せねばなるまい。

2014年12月、シーズン15の1話目だけを見て中断。 やはり、ずっと字幕版を見てきたので吹き替えには馴染めず、近く開始される再放送で字幕版を撮り直すことに。

字幕版を録画し直して2015年09月にシーズン15を見終えた。 ブリスコー刑事からフォンタナ刑事に変わり、女性地方検事補も急に変わり、グリーン刑事が本筋とは関係のない案件で撃たれて休職し、急遽相棒が変わろうと王道を進むストーリーに一切のブレはない。 ここまで変わらないと見事に思えてしまう。

2015年12月にシーズン16を見終えた。 なかなかハードな最終話で見るのが辛いシーンもあった。 いつもジャック・マッコイの正義感には敬服させられるが、最終話に限れば正義より恨みが勝ってしまった感が強い。 同じような気持ちで復讐に燃え、結果、それが犯罪に発展することも稀ではないはずで、それでも裁かなければならない立場に身を置く者として正しい行動だったのか疑問が残る。 人間らしさを見せてもらったとも言えるが、ジャック・マッコイのキャラとズレが生じてしまった感は否めない。

16年9月にシーズン17を見終えた。 もう特筆すべきことはないくらいの安定感。 シーズン1から変化があるのは登場人物くらいなもので、一話一話がしっかりしており、駄作というものがない。 署にある固定電話、登場人物が使う携帯電話、パソコンはシーズンごとに新しくなり、17年という月日が流れたのを感じる。

2018年6月にシーズン18を見終えた。 相変わらず視聴者に媚びない徹底的に硬派なドラマ。 登場人物の入れ替わりにも面倒な説明はなく、しれっと次のエピソードからレギュラー入りしたりしている展開に潔さすら覚えてしまう。 古いドラマだが、今シーズンから科学捜査やコンピュータによる追跡、解析なども多くなり、時の流れが感じられる。

2020年3月にシーズン19を見終えた。 ここに来て少しテコ入れでも図ったのか、ストーリー・テラーに新顔が登場したのか、微妙に雰囲気が変わって裁判での判決がなかなか出ないようになった。 全22話中、勝つにせよ負けるにせよスッキリと評決に至ったのは 5話もなかったように思う。 最後に有罪になるのか、無罪になってしまうのかがドラマの醍醐味でもあったので少し違和感が残る。 しかし、相変わらず硬派でしっかりしたストーリーなのでドラマとしては十分に面白い。

2020年3月にシーズン20(ファイナル)を見終えた。 最後の最後まで見応えがあり、最後の最後まで硬派、どの登場人物にも肩入れしすぎず、客観性を保ちつつも人間臭さは十分に伝わってくる。 最終話も決して湿っぽくなく、今まで必要性がないため描かれはしなかったものの、こういう交流はあったのだろうという想像を楽しんで余韻に浸れる最終話にふさわしい場面だった。

なぜか急に復活した本作のシーズン21を2023年3月に見終えた。 雰囲気は過去からのものを踏襲しているが、一線を画す内容。 大きな違いはないが、バランスが悪いのと強引なストーリー展開が気になる。 バランス的には警察の捜査、検察による裁判という本作独特の構成において、警察の捜査、活躍が軽視され、裁判に焦点が当たりすぎている印象が強い。 せっかく逮捕した被疑者と司法取引して別の裁判にすり替わってしまうことも多く、警察の努力が報われていない印象。 また、本当に起訴に持ち込めるのかという案件、そんな求刑が通用するのかといった案件が多いのにも関わらず勝率が高すぎるのも気になる点。 ドラマの全てにおいて強引な印象が拭えない。 次シーズンがあったとしても、同じスタッフが手掛け、同じ出演者なら見ることはないものと思われる。

LAW & ORDER
4月の第一話放送予定

  • 20日  18:30  スーパー!ドラマTV[二] LAW & ORDER シーズン20
  • 21日  04:00  スーパー!ドラマTV[字] LAW & ORDER シーズン20