刑事ジョン・ルーサーLUTHER

Data ID

d10243

Last Update

2019/05/04 17:25:36

概要

刑事ジョン・ルーサーは屈折した犯罪心理を深い洞察力で読み取り、自身のモラルに従って強行に捜査を押し進めていく。 心に闇を抱え、自分のモラルを押し通す姿勢は、周囲に畏怖の念を抱かせるが、その鋭い洞察力で屈折した犯罪心理をも読み取る。

主観的評価

7点

主観的レビュー

2017年4月にシーズン1～4まで一気に見た。 一切の予備知識なしだったので、ヨーロッパのドラマにありがちのスローテンポな正統派ミステリーだと思って見始めると、これがなかなかヘビーな内容だったのに加え、ぐいぐいと世界観に引き込んでくれるパワーを持ったドラマだった。 シーズン 1が 8話で、それ以外は話も短かったこともあって一気に見てしまったが、猟奇的なシーンも多いので苦手な人には向かないかも知れない。 また、ほとんどの場合、視聴者には最初から犯人が分かるので謎解的要素を求める人にも不向きか。 犯人がなぜそこまでやってしまうのか、なぜ犯罪を犯してしまったのかなどの心理描写は割愛され、淡々と物語は進んでいく。 むしろ残忍な事件と向き合い、プライベートでも様々なトラブルを抱えた主人公の心の振れ幅が大きく、ついつい彼の身を案じてしまう。 なかなか骨のあるドラマで見応えがあった。

2019年4月にシーズン5を見終えた。 良く言えば哲学的。 悪く言えば難解なストーリー。 発生する事件、解決までのプロセスは割と単純だったりするが、ルーサー自身を取り巻く環境だったり人間関係が面倒くさい。 徹底的に説明不足なままストーリーが進むので、視聴者側が頭の中を整理しながら見る必要がある。 今回のラストもなかなか思わせぶりだったが、果たして次シーズンはあるのだろうか。

刑事ジョン・ルーサー
4月の第一話放送予定

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