LAW & ORDER:クリミナル・インテントLaw & Order: Criminal Intent

- Data ID
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d10075
- Last Update
- 2021/03/25 21:52:11
- 概要
- LAW & ORDER:犯罪心理捜査班とも。
犯罪捜査ドラマの金字塔『LAW&ORDER』から話題のスピンオフ。 主人公は、数々の凶悪事件や難事件に挑むニューヨーク市警のベテラン刑事ロバート・ゴーレン。 鋭い嗅覚と人並みはずれた頭脳で、迷宮入りと思しき事件の容疑者を割り出し、巧みな話術と心理作戦でじわりじわりと犯人を追いつめる。
- 主観的評価
- 7点
- 主観的レビュー
- 2014年5月現在シーズン1のみ見ているドラマ。 主人公の風体と吹き替え版の際の声優さんから判断して体当たり系の刑事だとばかり思って見ていたのに頭脳明晰な役だったので馴染めなかったが、終わりに近づくうちに慣れてきた。 が、キャスティングは本当に正しいのだろうか。 ドラマの内容自体は緊張感もあって面白い。
2014年9月にシーズン2まで見終えた。 シーズン2になってやっとドラマの構成を理解できたのだが、前半は犯人探し、後半は自供または逮捕に至るまでを描いており、本家LAW & ORDERの前半=犯人探し、後半=裁判という流れを微妙に踏襲しているようだ。 シーズン1は吹き替え、シーズン2は字幕で見たが圧倒的な臨場感を覚えるのはやはり字幕版。 相変わらず主人公であるロバート・ゴーレンの役者はキャスティングミスだったのではと思ってしまうような見た目は体育会系で頭脳明晰そうな風貌ではないように感じるのは私だけか。 それ以外は文句のつけようがないくらい実に良くできており、犯罪ドラマだからといって銃撃戦もカーチェイスもアクションシーンが必ずしも必要ではないということをあらためて実感させられる。
2015年2月にシーズン3を見終えた。 真面目かつ地味な構成は相変わらずで、良くも悪くも真っすぐで変わらない。 主人公のロバートのキャラ(俳優さん)があまり好きではないので感情移入できないからか、必要以上に人に顔を近づけたり、たまに見せる無礼な態度に多少の腹立たしさを覚える。 ドラマの最後で一気に謎解き、犯人の追求をするあたりは昔ながらのミステリー小説、探偵小説っぽいが、大げさな謎解きやバリバリの完全犯罪狙いを崩すなどという現実離れしたストーリーはなく、いつかどこかで、それも身近で起こってもおかしくない事件が主なので一定のリアリティを感じつつ見ることができる。
2016年1月にシーズン4を見終えた。 シーズンも 4まで進んだところで今さらながらに気づいたのだが、このドラマの犯人はちょっと変わった人格の持ち主が多く、その犯行動機を理解するのが少し難しい。 最後には捜査班側の罠とも言える取り調べと追求に犯人が屈するというのが水戸黄門的な基本パターンで、本家 LOW & ORDERよりは爽快感がある。
2019年7月にシーズン5を見終えた。 途中、ストーリーが難解というよりも翻訳がイマイチなため理解できなかったり納得できなかったりするエピソードもあったが、後半はもとに戻ったので従来どおりに楽しむことができた。 今シーズンからゴーレン&エイムズのコンビにローガンとバレックが加わり、1話ごとに各コンビが代わる代わる登場するようになった。 それは見る側にとっても新鮮で、飽きずに見られるとう効果をもたらしている一方、あまりにも接点がなさ過ぎて微妙にストーリーがギクシャクしているような気がする。
2011年11月にシーズン6を見終えた。 やっと時代が近づいてきて携帯電話、そのメール機能などが活用されるようになってきた。 ストーリーは相変わらず骨太な感じで正統派のドラマだと実感。 ゴーレンの親がアレだったり、ローガンの相棒となったウィーラーの親もややこしかったりと面倒そうな人間関係も描かれているが、そこはさすがのディック・ウルフで必要以上に深追いせず、しつこくない程度にストーリーが展開する。
2020年7月にシーズン7を見終えた。 硬派なドラマなのは相変わらずだが、ここに来て視聴率低下からくる焦りなのか、ゴーレン、ローガンとも陰謀や罠に翻弄される姿が描かれるようになり、各話ごとのクオリティの低下が見られるようになってきた。 このドラマのファンは一話完結の事件、捜査プロセスに興味があるのであって、あまり個人の深い部分に立ち入ることを望んでいないような気がする。 本作も残り 3シーズン。 今のところは最後まで見るつもりでいるので、あまり内容を過激にしないでいただきたい。
2021年2月にシーズン8を見終えた。 さすがにシリーズも終わり近くになって気の緩みというか粗さが目立つようになってきた。 今シーズンからチームに加わったザック・ニコルズ刑事のキャラ設定もなんだか微妙で感情移入が難しい。 前シーズンに見られた連ドラ的要素は消え、ハッキリとした 1話完結になったのは好ましいところだが、脚本が悪いのか演出が下手なのか、どうも納得感に欠けるストーリーが多かった。 そこまで用意周到だった犯人が、そんなにふてぶてしい犯人が、それほど確固たる思想のある犯人が、たったそれだけのことで観念したり自白したり心境の変化を起こすものなのかと拍子抜けしてしまうこともしばしばだった。 残り2シーズン。 ここまできたら最後まで見ようとは思っているが、このままクオリティは落ちる一方なのだろうか。
2021年3月にシーズン9、10を一気に見終えた。 シーズン冒頭でゴーレン、エイムズとも職場を去ってザック・ニコルズ刑事が主演を務めることになるが、有名俳優に頼らざるを得ないほど視聴率が低迷したのだろうか。 内容も妙に猟奇的な事件とかが増え、方向性を見失った感が強い。 このまま最後まで行くのかと思ったらシーズン10で具体的な説明もないままいきなりゴーレン&エイムズが復帰。 ザック・ニコルズの姿が綺麗サッパリと消え去る。 もう最終シーズンと分かっていて過去の名コンビを復活させ、それなりに決着させようという、ドラマに対するせめてもの弔いなのか。 シーズン9は見るのが辛くすら感じたが、シーズン10は全8話と短いことと、軌道修正がなされて妙な事件が減ったこともあり、いそなりに楽しむことができた。 紆余曲折あったものの、シリーズ終了まで見続けられたのは感慨深い。
LAW & ORDER:クリミナル・インテント
5月の第一話放送予定
- 今日(5/9)以降、
今月は第一話の放送がありません。