オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケルAll Rise

Data ID

d10539

Last Update

2024/08/19 16:24:22

概要

ロサンゼルスに住む人々の正義のため、すべてを捧げる判事と地方検事代理たち。 そんな彼らの混乱と希望に満ちた、そして時に不条理な日常を切り取った、アメリカの裁判制度の内幕に迫る。

主観的評価

6点

主観的レビュー

2022年3月に最終話を見終えた。 久しぶりに楽しめるドラマに巡り会えて嬉しい。 法廷を題材にしたドラマは数あれど、判事が主人公という新たな切り口。 登場人物のすべてが魅力的で感情移入もしやすい。 母親、父親で苦労する者、元パートナーのDVのトラウマに苦しむ者、恋愛に悩む者、それぞれにスポットが当たるが、くどすぎずサッパリしすぎず、微妙なバランスが心地よく、最後まで飽きずに見ることができた。 主人公のローラ・カーマイケルは人情深く、判決は日本で言うところの『大岡裁き』が多いため、それゆえに裁いた後に残る後悔に苦しむこともある。 人間関係などで大問題が発生することもあるが、多くは 2-3話で解決するのでストレスなく見られるのも嬉しい。

2024年4月にシーズン2を見終えた。 途中、コロナ禍で撮影ができず話数が少なくなっているのに加え、今シーズンでの打ち切りが打診されたため、後半は物凄い勢いの展開となって話が強引に進み、微妙につじつまが合わない部分も無きにしも非ずなれど、制作スタッフが優秀らしく見事に細かな部分を軌道修正し、最後は大団円で終わらせているのが心地良い。 CBSからOWNに席を移して復活し、シーズン3が制作されたが、もしかするとシーズン2で第一章が終わり、全く新しいものになってしまうのではないかという危惧を覚えている。 メンバーは変わるかもしれないが、今のように軽快かつ爽快、それでありながらも人種や性の多様性をも取り込む素晴らしいドラマであることに期待したい。

2024年8月にシーズン3を見終えた。 シーズン3を6話まで見て中止。 シーズン2までと何かが違う。 キャストに多少の入れ替わりがあったのは事実だが、それだけではない何か。 あえていうならば雰囲気とか微妙なストーリー展開の違いとか、本当に微々たるものかもしれない。 しかし、そのわずかな違いが徐々に大きな振動となり、前シーズンまでとは別物と感じてしまう。 テンポの良さも相変わらず、大岡裁き的な気持ちよさも変わらないのに何か違和感を覚えてしまい、最後まで見る気がしなくなってしまった。 最終話のラストを見てみると、あれこれ引きずっている部分もあるようだが今シーズンをファイナルとしても良さそうな終わり方だったので、打ち切り覚悟のシナリオなのかもしれない。

オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル
3月の第一話放送予定

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