ダッキーの帰郷 (So It Goes)
- シーズン 12 エピソード 03 通算 第261話放送日 2014-09-26(US)
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- アビーが気になっているバート・ムーアはワイオミング州出身、地質学で理学士号を取得、平和部隊に 10年所属、逮捕歴があるが、それは動物虐待に反対するデモに参加した際のことだった。(トニー&ビショップ調べ)
- マクギーは、今はデライラもいるので嫉妬しないとアビーに言うが、過保護な兄貴面をするとトニーに言われる。
- アビーは念のためデートしていいかと聞くが、マクギーはよく知らない男なのでダメだと言う。
- 殺人事件の被害者は、ダッキーの親友のアンガス・クラークだと思われていたが、検視を始めると遺体には前歯が揃っていることにダッキーが気づき、アンガス・クラークの前歯はケンカで折れ、差し歯だったので遺体は別人だと断定する。
- しかし調査の結果、ダッキーの親友だったアンガス・クラークも殺害されていた。
- ダッキーは有給を使い、捜査でイギリスに向かうビショップに同行する。
- ビショップには睡眠時無呼吸症候群の徴候がある。(ダッキー談)
- イギリスのホテルに到着したダッキーは、アンガス・クラークの妻マギー・クラーク(Maggie Clarke(アリス・クリーグ (Alice Krige)))と再会するが、二人の間には微妙な空気が流れる。
----- ダッキーの想い出 ----- - 若き日のダッキー(アダム・キャンベル(Adam Campbell ))は、1カ月間ヨーロッパ大陸の電車が乗り放題のユーレイルパスで旅に出ようとしていたが、その日は親友のアンガス・クラーク(Angus Clarke(アダム・クロアズデル(Adam Croasdell)))に引き止められ、ダッキーの送別会が開かれる。
- ダッキーは送別会の席でアンガス・クラークと若き日のマギー(Maggie(ハナー・マーシャル(Hannah Marshall )))の 3人で酒を酌み交わし、マギーから餞別として蝶ネクタイをプレゼントされる。
- ダッキーは蝶ネクタイをするなら首を絞められた方がマシだと笑うが、マギーは蝶ネクタイをしている男性が好きだと言う。
- ダッキーは愛していることを伝え、一緒に旅に出ようと誘うが、マギーはアンガス・クラークと付き合っていることが分かる。
- その場面を見ていたアンガス・クラークはマギーに自分とダッキーのどちらを選ぶのかと問い詰めるが、マギーは何も言えずに店を出て行ってしまう。
- アンガス・クラークが、あんな安い女はダッキーにくれてやると言うと、それに怒ったダッキーが殴りかかり、アンガス・クラークの前歯が折れる。
- ダッキーはそのまま去り、それ以来アンガス・クラークとは疎遠になってしまった。
- ダッキーが旅立つ朝、ユーレイルパスを 2枚持って駅にいるとマギーが姿を見せるが、旅の荷物を持っていないことに気付いたダッキーは何も話すことなく席を立ち、ホームに向かってしまう。
------------------------- - その後、アンガス・クラークと結婚したが、友達のままが良かったとマギー・クラークは言い、それ以上の関係には向かず、最近は口もきいていなかったとダッキーに話す。
- マギー・クラークはダッキーを見て蝶ネクタイは嫌いじゃかなかったのか、なぜ結婚しなかったのかと聞くと、ダッキーは同僚であり友人の男が運命の女性を亡くし、彼女の面影を探して何度も違う女性と結婚して自滅しかけたが、自分は同じ轍を踏まなかったと言う。
- そして、あの時のユーレイルパスを取り出し、これはもう無効だろうかとマギー・クラークに聞く。
- さらに、何が言いたいのか自分にもわからないが、できれば何も言わず、もう少し 2人でここに立っていたいと言う・・・。
長かりし旅路 (Spinning Wheel)
- シーズン 13 エピソード 11 通算 第293話放送日 2015-12-15(US)
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- パーマーは、よくギブスに食い殺される夢を見る。(本人談)
- 殺人事件の現場に止められていた車の中にダッキーが監禁されていた。
- ダッキーの説明によると、弁護士を名乗る人物からダッキーの家族に関する情報があると連絡がきたため近くのカフェで会っていたが、逆に情報を探り出そうとするので店を出たところ、追ってきて車に押し込まれそうになったので抵抗したが気絶させられてしまったらしい。
- 話に出た家族とはニコラス・マラードというダッキーの弟のことで、母親と離婚したあと父親は再婚して 20も歳の離れた弟ができたと言う。
- しかし、その弟とは不運な事情で音信不通となり、会えないまま弟は他界してしまった。
----- ダッキーの回想 ----- - 父親の再婚相手のロレイン・マラード(Lorraine Mallard(スーザン・デューアデン(Susan Duerden )))は、いつも 8歳のニコラス・マラード(Nicholas Mallard(アンディー・ウォーケン(Andy Walken )))に留守番をさせて外出している。
- 若き日のダッキーは、ニコラスに世界最速の蒸気機関車で先祖から名前をとった 4468マラード号 のオモチャをクリスマス・プレゼントとして渡す。
- 急に仕事の呼び出を受けたダッキーは弟を連れて軍の病院に行き、急患を診て手術の必要があると判断したため準備をしていると父親のジョセフ・マラード(Joseph Mallard(クリストファー・マレー(Christopher Murray )))が来て、ロレインに離婚届を突きつけられ、ニコラスを連れて行くと言われたと途方にくれる。
------------------------------ - ダッキーは父親代わりになってニコラスを育てた。(マクギー談)
- ダッキーはフィラデルフィアに住んでいたことがある。(本人談)
- さらに殺人事件が発生し、郵便局の課長をしていた被害者の所持品からニコラスが 40年前に住んでいたロンドンの家に宛てた手紙が見つかる。
----- ダッキーの回想 ----- - 母親に連れて行かれて、引っ越したらもうダッキーに会えなくなるのか、遠くにいてもちゃんと見つけてくれるかと聞くニコラスにダッキーは、岩をひっくり返し、すべての町を駆けずり回り、第三世界にまで乗り込んででも探すと約束する。
- そして、切手収集をしているニコラスにコンゴの切手もクリスマスプレゼントとして渡す。
- ダッキーは弁護士をしているアンガス・クラークに会い、ロレインがニコラスを連れて国を出る権利があるのかと聞き、ロレインが 1万ポンドを用意すればニコラスを手放すと言っていることを伝える。
- アンガス・クラークは裁判沙汰にしても勝ち目はないと言い、ダッキーが父親代わりになっている部分が大きく、父親のジョセフ・マラード 1人では育てられないのが問題だと諭す。
- しかしダッキーは、だから自分が側にいる、医療部隊を退役してでも育てる決断に迷いはないとアンガス・クラークに伝える。
------------------------------ - ビショップのもとにジェイク・マロイが訪ねて来て不倫していたことを謝罪し、関係を修復するためなら何でもすると言うがビショップは、私達は限界だったのでもう終わりにしたい、本当はずっと前から終わっていたと告げる。
- アビーが被害者が持っていたダッキーの弟の手紙を分析すると、3週間前に書かれたものだと分かる。
- 便箋に付着していた DNAもダッキーと一致したため、間違いなく弟のニコラスが最近になって書いたものだと断定される。
- ダッキーを誘拐しようとした犯人はニコラスのことを探っていたので、ニコラスに危険が迫っている可能性があり、生きているのなら犯人より先に捜し出さなければならない。
- 2番目の被害者が事件当日に訪れた質店に行って話を聞くと、イギリスで1973年に発行されたアーサー王の切手を質に入れようとしたらしいのだが、それはマリーンの切手と対であれば 50万ドル以上になるほど希少価値の高いものだった。
- ニコラスはアーサー王の切手で手紙を発送したが、切手が無効だったため配達不能となり郵便局へ戻ったところで課長をしていた被害者が切手の価値に気づき、ニコラスを捜してマリーンの切手も手に入れようとしたと思われる。
----- ダッキーの回想 ----- - ダッキーが手術をした急患は弟のニコラスが切手収集をしていると知り、自分のコレクションの中からアーサー王とマリーンの切手を分けてあげる。
- アンガス・クラークは、ロレインからニコラスの養育権を勝ち取るのは無理だという結論を出すが、1万ポンドを出すので買収しろと言う。
- しかしロレインは心変わりし、息子を売る気はないと言い残して行くのを嫌がるニコラスを無理やり車に乗せて去って行く。
------------------------------ - ダッキーが今まで世界中を旅したのは弟を捜すためだった。(パーマー談)
- ダッキーは親戚を捜し当てたが、ニコラスとロレインはプラハで事故死したと聞かされ、その翌日にアフガニスタンの難民キャンプに行く決意をした。(本人談)
- ダッキーはニコラスが死んだという知らせに打ちのめされ、名前を思い出すのも辛かったし、それは今でも変わらないが、ニコラスが生きていたとしても、また旅に出るだけの余力はないかもしれないと言う。
- そこにギブスのチームが来て、クリスマスプレゼントだとニコラスの消息をつかんだ資料を持ってくる。
- ダッキーは郊外の施設に入居していることが分かったニコラスに会いに行く。
- ニコラスは幸せに暮らしているものの、若年性認知症を発症して過去の記憶を失っているとのことだったが、ダッキーがニコラスが残していった 4468マラード号のオモチャを見せると記憶がよみがえり、自分を見つけてくれたことを喜ぶ。
- ダッキーはニコラスに言う、岩をひっくり返し、すべての町を駆けずり回り・・・。
母の思い人 (The Tie That Binds)
- シーズン 14 エピソード 10 通算 第316話放送日 2016-12-13(US)
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- まだギブスの家に居候中のトバイアス・フォーネルを訪ねて娘のエミリーが来る。
- 帰省は明日だったが彼氏の都合で早く来たエミリーは、彼氏をトバイアス・フォーネルに紹介するつもりでいる。
- エミリーの彼氏のジャックは昆虫学者を目指している。(エミリー談)
- ダッキーは昔、レストン のマッキャデン通り10735番地に住んでいた。(本人談)
- なぜか殺人事件の被害者メイソン・グリーン大佐が、その住所のメモを持ていた。
- ダッキーは 6年前に母を亡くし家を売った。(マクギー談)
- ギブスは人をからかわない。(マクギー談)
- パーマーはクリーニング代を経費で落としている。(本人談)
- 被害者はマヨルカ島 に行ったことがあると聞き、ダッキーは過去を思い出す。
----- ここからダッキーの記憶 ----- - 若き日のダッキーが 2人で過ごそうと女性を連れて家に戻ると、マヨルカ島に行っているはずの母親、ヴィクトリア・マラード(Victoria Mallard(キャロライン・ラガーフェルト(Caroline Lagerfelt )))が現地で知り合ったバグパイプ奏者のバルサザール・キルミーニー(Balthazar Kilmeany(チャールズ・ショーネシー(Charles Shaughnessy )))という男性と家にいた。
----- ここまでダッキーの記憶 ----- - 被害者は母親のビクトリアを捜して以前のダッキーの家に行っている。
- エミリーがオフィスにギブスを訪ね、トバイアス・フォーネルを早く家から追い出してほしいと訴える。
- エミリーの母親であるダイアンは強い女性で、誰も止めることができなかった。(ダッキー談)
----- ここからダッキーの記憶 ----- - 母のビクトリアとバルサザールは出会って 6週間で婚約した。
- 母のビクトリアが利用されているのではないかと感じたダッキーは友人のアンガス・クラークにバルサザールの調査を依頼する。
----- ここまでダッキーの記憶 ----- - アビーはギブスにエッグノッグ (Eggnog)とカフパウをブレンドした『パウノッグ』を飲ませる。
- 被害者が元ダッキーの家を出てすぐに電話をしていた相手はバルサザールだったと判明するが、彼は現在 100歳を超えているはずなので別人だと思われる。
----- ここからダッキーの記憶 ----- - アンガス・クラークの調査によるとバルサザールは偽名で、マヨルカ島のようなリゾート地で熟年女性の金を奪う詐欺師だと判明したため、明日までに姿を消さなければ警察に話すとダッキーはバルサザールに警告する。
----- ここまでダッキーの記憶 ----- - トバイアス・フォーネルは今日、エミリーが連れてきた彼氏に会った。(本人談)
- トバイアス・フォーネルはエミリーの彼氏が使ったグラスから指紋を採取して身元を調べてほしいとギブスに依頼するが断られる。
- ボートを造っている最中のギブスがシロアリを見つけると、トバイアス・フォーネルは従兄弟に電話して駆除を依頼する。
- 被疑者として連行された探偵が 6年前に出された尋ね人の新聞広告がバルサザールを捜すビクトリアのものだったため元ダッキーの家を訪ねたと言う。
- 調査の結果、バルサザールという偽名は過去に 6人ほどが使っており、ビクトリアの婚約者もその一人だった。
- 母親が亡くなる直前に新聞広告を出していたことを知ったダッキーは、母親が恋に落ちて最期まで彼を思い続けたというのに真実の愛をつかむチャンスを奪ってしまったと後悔する。
----- ここからダッキーの記憶 ----- - バルサザールが姿を消して嘆き悲しむ母親に、ダッキーはアメリカに移住して一緒に暮らそうと提案する。
----- ここまでダッキーの記憶 ----- - 新聞広告を出したのは、母親のビクトリアと深い関係になっていた庭師だった。
- 母親は劇場でバルサザールを見たと思い込み、彼を捜すよう庭師に依頼していた。
- 母親が劇場で見たのはバルサザールの甥で、バルサザールという偽名を代々受け継ぐ詐欺師一族の一人だった。
- 残された母親の日記を読んだダッキーは、母が晩年になって庭師と大恋愛をしたと知って葛藤から開放される。
- シロアリをギブスの家に仕込んだのはエミリーの彼氏だった。(トバイアス・フォーネル談)
- シロアリ駆除のため家が燻蒸されているので、ギブスがトバイアス・フォーネルの家に泊まりに来る。
巡り合わせ (Everything Starts Somewhere)
- シーズン 18 エピソード 02 通算 第400話放送日 2020-11-24(US)
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- --- 1980年 ---
刺殺された被害者が運転していた車のトランクに閉じ込められていたのは若かりし頃のギブスだった。 - --- 現在 ---
マクギーはNCIS捜査官になろうと決めてから今日でちょうど20年になる(本人談) - そのため、マクギーは週末に飲み会をすることにしている。
- マクギーは過去に何度かギブスを飲みに誘ったことがあるが、そのたびに断られている。(本人談)
- ギブスが携帯電話からトバイアス・フォーネル宛に「一週間になる」とメッセージを送ると「2週間と言ったろ」と返信が届く。
- NCISの地下でカロライナ支局のキャロウェイ捜査官の死体が見つかるが、確認したところ支局に同名の捜査官はいないないと分かる。
- ギブスとシャノンの結婚記念日は先週だった。(マクギー談)
- それを知ったチームのみんなは、ギブスをなんとか飲み会に誘い出そうとする。
- 地下で発見された死体は他殺ではなく、ぜんそくの発作によって死亡したこと、そして身元はモーリス・ズカドであることが分かる。
- --- 1980年 ---
若かりし頃のギブスの車を奪い、トランクに閉じ込めたのはリナルディ・ズカドで、モーリス・ズカドのいとこだった。 - ズカド家のいとこ4人は犯罪を重ねる悪党で、5人目のいとこを食べたと噂される。
- リナルディ・ズカドは偽名で国防総省の経理部に就職し、金をくすねていた。
- 当時のギブス狙撃手の訓練を受けるためペンドルトンに赴任していたが、友達の結婚式に恋人のシャノンと出席するためワシントンに来ていた。
- NCISのオフィスは当時、青色のペンキで壁を塗っている最中だった。
- 奪われたギブスの車が衝突事故を起こしたため拉致されたギブスは救われたが、その衝突した相手は若かりし頃のダッキーだった。
- それが縁で二人は3日続けてパブを巡って飲み歩くことになる。
- --- 現在 ---
ギブスはモーリス・ズカドがNCISで何をしようとしていたかはズカド一家のリーダであるジョニー・ズカドが知っていると言う。 - マクギーが調べるとカロライナ支局がジョニー・ズカドの建設会社を捜査中であることが分かる。
- --- 1980年 ---
若かりし頃のダッキーは母親と一緒に住む地下室もある借家を見つけて契約する。 - ギブスはダッキーにシャノンは運命の人だと言っていたが、電話で「訓練地は遠く、遠距離恋愛はつらいから」と別れを告げたのでワシントンには来ないと言う。
- ギブスとダッキーがパブに向かおうとすると若かりし頃のモーリス・ズカドとエミリオ・ズカドが現れ、銃をチラつかせながらジョニー・ズカドのところへ来いと二人を脅す。
- ジョニー・ズカドの元に連れてこられたギブスとダッキーは殴られ、死んだリナルディ・ズカドが何を話したか教えろと脅される。
- リナルディ・ズカドは、ジョニー・ズカドから価値のある何かを盗んだらしい。
- 二人が何も知らないと分かるとリナルディ・ズカドは射殺しようとするが、ギブスから海兵隊に一生追い回されることになると聞かされると発泡をやめる。
- この件をギブスはNCISに報告するつもりだったが、誰かに話せば後悔することになると警告されたためダッキーがそれを止めた。
- --- 現在 ---
NCISに収賄容疑で拘束されたジョニー・ズカドだったが、本格的な取り調べを始める前に重要参考人が死亡し、不起訴となって釈放せざるを得なくなる。 - --- 1980年 ---
ダッキーが借りた家にギブスと二人で帰るが、そこは現在のギブスが住んでいる家だった。 - ダッキーがNCISへの報告をギブスにやめさせたのは、ジョニー・ズカドが供述調書を持っていたためNCIS内にスパイがいると思われるからだった。
- そこで二人はスパイを特定することにする。
- ダッキーはギブスがシャノンに告げた別れの理由は言い訳でしかなく、逃げているようにしか見えないと言う。
- --- 現在 ---
ダッキーのマラード家に伝わる格言は「ノックしても返事がなければドアを開けたくもなる」。(本人談) - カロライナからジョニー・ズカドの収賄容疑の件で死亡した重要参考人の遺体が届く。
- ダッキーは過去に医師として患者の命を救っていたが、ジャロザイ 難民キャンプで多くの死を目の当たりにし、生きた患者を診る自信を失ったため医師をやめようと思った。(本人談)
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スパイを特定するため若かりし頃のダッキーはNCISの検視室を訪れ、ギブスを拉致したリナルディ・ズカドの遺体を見せてもらう。 - 遺体にはレオパード症候群 の兆候があるが、同じ兆候が現れている人物をダッキーはNCIS内で見ており、稀な遺伝性疾患を持つ者が近くに存在するなどという偶然は考えにくいことから、その人物こそがスパイでズカド一族だと思われる。
- --- 現在 ---
検死の結果、重要参考人の死亡は約8日前と推定されるため、ジョニー・ズカドの収賄が不起訴になることは見えており、モーリス・ズカドがNCISに潜入した意味がわからなくなる。 - ケイシーがモーリス・ズカドが持っていたメモを分析したところ地図が記されており。それを書いたのはエミリオ・ズカドだと判明する。
- エミリオ・ズカドを拘束して聴取したところ、事の始まりは40年前のことだと話し始める。
- 昔、ジョニー・ズカドに呼ばれたエミリオ・ズカドは、モーリス・ズカドに価値のあるものを盗まれ、それがNCISの手に渡ったので取り返せと指示されたため塗装業者として建物に潜り込み、数日かけて保管庫に入ることができたが、目当てのカードキーを持ち出す前に正体がバレたのでそれを隠してズカド家と縁を切ったと言う。
- しかし、ジョニー・ズカドの子分に見つかってしまい、カードキーの場所を教えれば命だけは助けてやると脅されたため地図を書いたと言う。
- 供述が得られた場所を調べると、NCISオフィスの壁の石膏ボードの中からカードキーが見つかる。
- そのカードキーはスイスの貸金庫のもので、海軍から着服した数百万ドルが入れられており、ジョニー・ズカドはそれを奪おうとしたがモーリス・ズカドが逃走、その最中にギブスの車を奪ったのだった。
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ペンドルトンにギブスが帰る前にと、ダッキーがステーキをグリルで焼こうとするが、ギブスは父親のジャクソン・ギブス流だと言って暖炉で肉を焼き始める。 - ジョニー・ズカドが証拠が足りずに無罪放免となってしまったのは検視官の責任で、検視官なら犯行に結びつく物的証拠を探し出せるはずだとダッキーが言うと、ギブスは検視官になって自分で探せと言う。
- ダッキーは11週間の訓練が終われば帰れるのに、なぜ彼女と別れたのかとギブスに聞くと、先の勤務地も分からず、戦死することもある人生だと言うが、ダッキーは愛を恐れて傷つく前に逃げているだけだと諭す。
- それはダッキー自身が経験したことで、愛は得難いものであり、怖く厄介だが二の次にすべきではなく、二度と出会えないかもしれないので真実の愛に出会ったら絶対に手放してはいけないと言い、その相手が自分にとってはマギーという女性だったと話す。
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ギブスは40年前のリナルディ・ズカド殺害容疑でジョニー・ズカドを逮捕する。 - 事件が解決して自宅地下の工具箱を開けたギブスは若かりし頃の自分とシャノンが写った写真を見て、あの当時ダッキーに諭された後、シャノンに電話して会いにいくと伝え、スティルウォーター行きのバスに乗り込んだことを思い出す。
- そしてマクギーに電話し、今から飲み会に合流すると伝える。
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