- ウォッチャー艦隊に乗船していた 8名の部隊による作戦、『ファントム8』 に関しては複数話にまたがって展開されるため内容が複雑になっているが、枝葉を落として幹だけにすると大雑把には以下のようになる。
- 以下は s9:e1で判明する内容。
- E.J.バレットが事件で死亡したゲイン・レヴィンの腕からマイクロチップを取り出して持ち去ったのが発端。
- 何者かによって殺害されたジャーヴィス海軍長官の友人であるフェリックス・ライトの腕にもマイクロチップを抜かれたらしい傷が見つかる。
- 2人とも海軍情報局に在籍し、ウォッチャー艦隊のショーン・レイサムの部下で、ファントム8のメンバーだった。
- ウォッチャー艦隊はテロ活動や反軍活動を監視するのが目的で、8名の部隊が国際テロを未然に防ぐ『ファントム8作戦』という任務に就いていた。
- その 8名の腕にはチップが埋め込まれており、そのチップで隊員であることを認識する他、それをコンピューターにかざすとデータベースにアクセス可能になり、極秘情報を入手することができる。
- 上司だったショーン・レイサムと部下のケーシー・ストラットン(偽名)が、そのチップを抜き取って他国の組織に密売し、多額の利益を得ようとしていた。
- 殺人を知られたため、ショーン・レイサムとケーシー・ストラットンは E.J.バレットとトニーの殺害を企てる。
- この時点で判明したファントム8のメンバーは以下の通り。
- ショーン・レイサム
- ケーシー・ストラットン(偽名)
- ゲイン・レヴィン(死亡)
- フェリックス・ライト(死亡)
- 以下は s9:e12で判明する内容。
- 身の危険を感じて E.J.バレットは逃亡中。
- 案の定、ケーシー・ストラットン(偽名)は E.J.バレット殺害の任務を遂行中。
- ケーシー・ストラットンを逮捕するため NCISはショーン・レイサムに協力を仰ぐ。
- ショーン・レイサムによってケーシー・ストラットンの本名がジョナサン・コールだと判明。
- ショーン・レイサムらの手によって s9:e1の時点でチップ 2個は売却済み。
- ショーン・レイサムはケーシー・ストラットンに任務(殺害)の中止を指示。
- しかし、暴走したケーシー・ストラットンは任務は最後までやり遂げるとショーン・レイサムを刺殺。
- NCISは罠にかかったケーシー・ストラットンを逮捕。
- この時点で判明したファントム8のメンバーは以下の通り。
- ショーン・レイサム(死亡)
- ケーシー・ストラットン(ジョナサン・コール)
ゲイン・レヴィン(死亡)フェリックス・ライト(死亡)
- 逮捕されたケーシー・ストラットンが歌った『South of the Border』の和訳は以下のような感じらしい。
出典(ミスター・ビーンのお気楽ブログ)South of the border, down Mexico way,
That's where I fell in love
When the stars above came out to play.
And now as I wander, my thoughts ever stray
South of the border, down Mexico way.国境の南、メキシコのあたりさ
そこで俺は恋に落ちた
空には星が現れ瞬(またた)いていた
今は放浪の身、想いは絶えずさ迷う
国境の南、メキシコのあたりに
- 以下は s9:e21で判明する内容。
- ファントム8のメンバーだったカーター・プリンプトンが拷問された末に殺害される。
- 欠陥のあるワイヤーケーブルが海軍の船に数多く使われ、その脅威から海軍を守るべくウォッチャー艦隊が ”アクアマリン” という極秘任務として対応したが今も 3分の 2の船が不備を抱えている。
- その極秘任務の内容が外部に漏れている可能性が高い。
- ファントム 8のメンバーが体内に埋め込んでいたチップは全て回収できていないのか。
- この時点で判明したファントム8のメンバーは以下の通り。
- ケーシー・ストラットン(ジョナサン・コール)(服役中)
- カーター・プリンプトン(死亡)
ショーン・レイサム(死亡)ゲイン・レヴィン(死亡)フェリックス・ライト(死亡)
- 以下は s9:e22で判明する内容。
- 欠陥のあるワイヤーケーブルがそのままになっている船のリストが ”アクアマリン” の資料に載っているが、それを基に空母が狙われること以外、特に進展はなし。
- この時点で判明したファントム8のメンバーにも変化なし。
- ケーシー・ストラットン(ジョナサン・コール)(服役中)
カーター・プリンプトン(死亡)ショーン・レイサム(死亡)ゲイン・レヴィン(死亡)フェリックス・ライト(死亡)
- ここまでは壮大な前フリで、ここから(s9:e23)本筋のハーパー・ディアリングに関する事件へと流れが急速に変わる。
- s9:e24の展開。
- 誘拐されたヴァンス局長を無事保護した場所はテロ事件の被害者の墓だった。
- そして、そのテロ事件でハーパー・ディアリングの息子も死亡している。
- ハーパー・ディアリングは船の欠陥を指摘するため爆破するという大義ではなく、息子を死なせた海軍に対する復讐心で犯行を重ねている。
- そして、ハーパー・ディアリングの息子が連邦法に違反し処罰を受け、テロ攻撃される船への異動することとなったのは、ギブスの調査によるものだったため、私怨で NCISに攻撃を加えよとしていると判明。
- ハーパー・ディアリングはジョナサン・コール(ケーシー・ストラットン)と組みたがっていたのでジョナサン・コールを使っておとり捜査するが失敗。
- 誘拐され、気を失っている間にヴァンス局長の車に細工されたとギブスが察知。
- 爆弾処理の経験のあるジョナサン・コールに爆弾を任せ、ギブスはアビーを助けに行くが爆弾が爆発。
- 遠く離れたマイアミで知らせを聞いたダッキーが、ショックから心臓発作を起こして倒れる。
- ここまででシーズン9が終了し、クリフハンガー(物語はシーズンまたぎ)。
- s10:e1の展開。
- NCISの爆破で死傷者がでたが、ギブスのチームは全員無事。
- 心臓発作で倒れたダッキーは病院に搬送され、2カ月後に回復。
- ハーパー・ディアリングは追ってきた FBIや特殊部隊を爆死させ、自分も爆発で死んだように見せかけるがギブスに疑われ、ダッキーに見破られる。
- 最後は息子を育てた家にいるところを単独で乗り込んできたギブスに見つけられ抹殺される。
- 以上がファントム8~ハーパー・ディアリングの事件までの大雑把な流れ。